本当に大事な投資とは?

ビジネスマンとしては限られた時間をどのように使うかによって、自分自身の将来は大きく変わります。
正確に言うと、選択肢の幅が広がるようになるものです。
昔から様々な経営者などの本を好きで読んでいましたが、その中で共通することを見つけました。
誰もが目先の利益に捉われずに、常にその先を見ているということです。
そして何かしらの目的意識を持っていることも共通点としてあるように思えました。
例えば、会社の活動を通して世間に何をもたらしたいのか、どんなことを成し遂げたいのかを明確にしているということです。
そしてそのためには常に、必要な能力や経験を身に付けることをいとわないことも皆が考えていたように思えました。
ところで自分にはそのような明確な目的というものはありませんでした。
自己投資の大切さ。

何のために仕事をしているのかが自分自身で分からないために、向かうべき方向も定まっていなかったように思えたのです。
そこでまずは、どのような未来を目指すとしても良いように、自己投資することを思いつきました。
これから自分は歳を取る一方、何かを成し遂げたいと思うのがいつになるのか分からないからです。
もしそれがかなり歳を取ってからとなれば、それから必要な能力を身に付けたり経験を積むのはしんどいものです。
つまり、未来への投資として限られた時間と資金は自分自身のために費やそうと考えたわけです。
そのためのお金と努力は惜しまないことを心に決めて、まずは多くの本を読もうと考えました。
おススメの自己投資は本を読むこと

元々自分は本を読むのは好きでしたが、多くはいわゆるハウツー本と呼ばれるものばかりでした。
どうすれば目的を果たせるのか、その手段について具体的に書かれたものばかりです。
けれども何百冊と読んでいると、だいたいみんな同じようなことを言っていることがわかります。
読んでいて面白いとは思いますが、自分自身のためになっているかというとそうは思えなくなったわけです。
そんな時に、ある経営者の本から古典を読む大切さを教わりました。
古くから読む継がれる本というものは、人が生きていく上で必要な要素が多く含まれているというわけです。
どれだけ便利な世の中になったとしても、ネットによって色んな可能性が生れるとしても人間という本質は変わらないというわけです。
そこで古典と呼ばれるものを買い漁り、時間を作っては読むようにしました。
それまでは平易な言葉で書かれたハウツー本を読むことに慣れてしまったせいか、なかなか頭に入らないことに少なからずショックを受けたものです。
それでもこれまではビールを飲んで一休みしていたような夜の時間を割いて、ひたすらに古典を読み続けたものです。
物事の本質を強く意識 する。

そのうちに、物事の本質というものを強く意識するようになりました。
それまでは魅力的に映ったハウツー本やセミナーがどれほど表面的なものであるかが分かるようになったのです。
そのような視点に立って、本当に役立つと思えるセミナーに参加し、あるいはコミュニティに参加することで自分自身の視野を広げ、これから何を目指すべきかを考えられるようになったと思います。
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